【カウンタースペル考】青1マナカウンターをまとめてみたら、思っていたよりも沼だった件。1ターン目を制する者は、マジックを制する!【MTG/スタンダード/レガシー】

レガシー

序文(ふざけているので読み飛ばしていいよ)

パーミッション促進会の皆さま、こんにちは。
どうも。会長の八輪蜜紫苑(ぱわみつしおん)です。
 
パーミッションデッキを作りたい!
でも現在のマジックの環境では、パーミッションは厳しい!
皆さまの周りでも、方々から色んな声が聞かれるかと思います。
 
たしかに近年、マジックの環境は高速化という形で進化をしてきました。
そんな環境の変化の中では、1ターン目の攻防がより重要な意味を成すようになり。
従来の2マナの《対抗呪文》では、ややスピード不足感がいなめないという、そんなシンジラレナイ現象を目の当たりにするようになって参りました。
ええ、すごい時代ですね。
 
そこで今回私は、これからの時代を牽引する1ターン目の攻防の要となる有力な1マナカウンターを、リストアップしてみることにしたのです。
パーミッション促進会の皆さまを初め、様々なデッキを使いこなす皆さまの役に立つこともあるかと思いますので、しばしの間お付き合いをいただければと存じます。
 
 
 
あ~。
疲れた( ゚Д゚)

 
 
訳の分からない役作りは、するものじゃないね!
やっぱ、やめやめ!
誰やねん、八輪蜜紫苑て。
ほんとに誰やねん(^▽^;)
どっから出てきたねん!
 
という訳で(どーいう訳だ)一度作ってみたかったんだよね、1マナのカウンターのリストを。
 
・みんなどういうカウンターを使っているんだろう?
・結局のところ、1マナのカウンターって何が強いんだろう?
 
っていうことを、みんな1度は思ったことがあると思う。
自分の中にも、そういう思いはあってさ。
それを解消するべく、取り敢えずでリストを作ってみようかなと思ったんだけど。
最初に言うよ。
リストを作ってみたら、思っていたよりも、青1マナカウンターの世界は沼だったさ…。
 
 
こんなに思考して疲れるんだったら、もう脳停止状態で呪文貫きでも使っていたらいいじゃん…って思ったよ。
これがいい! なんていう答えは、少なくとも俺には出せそうにないアルよ。
頭使いすぎてMPが0になる。
 
たぶん、どのカードも一長一短で、すごく好みが分かれるんじゃないかなーって思うんだけど。
もし君に、深淵なる1マナカウンターの沼に飛び込む勇気があるなら、下のリストを見てみるといいんじゃないかな?
運がよければ、君の相棒となるカウンタースペルを、沼の中から見つけられるかもしれないぞ。
 

青1マナカウンターのリスト

さっそく羅列していっちゃいます。
リストから抜けている呪文があったら、ゴメンね。
この記事を書いている時は、2024年の12月だよ。
この日付以降に実装されるカードについては、たぶんリストアップするかは未定だから、注意をしてね。
 
特筆が無い限り、リストアップしているのはすべて青1マナのカウンターだよ。
 
 
《拒絶》
追加コストとして、青のパーマネントを1つ生け贄に捧げる。
 
《厳しい説教》
パワーかタフネスが2以下のクリーチャー呪文を打ち消す。
 
《鋼の妨害》
アーティファクト呪文を打ち消す。
または、アーティファクト1つを手札に戻す。
 
《無効》
アーティファクト呪文か、エンチャント呪文を打ち消す。
 
《被覆》
ソーサリー呪文を打ち消す。
 
《侵襲手術》
ソーサリー呪文を打ち消す。
昂揚(自分の墓地にあるカードタイプが、合計4種類以上)を達成している場合は、打ち消した呪文のコントローラーの手札・ライブラリー・墓地を見て、打ち消した呪文と同じ呪文を、望む枚数だけゲームから取り除く。
 
《払拭》
インスタント呪文を打ち消す。
 
《撹乱》
インスタント呪文かソーサリー呪文を、無色1マナ支払わない限り、打ち消す。
カードを1枚引く。←(!)
 
《狼狽の嵐》
インスタント呪文かソーサリー呪文を、無色1マナ支払わない限り、打ち消す。
ストームの能力付き。
 
《唱え損ね》
インスタント呪文かソーサリー呪文を、無色3マナ支払わない限り、打ち消す。
 
《白鳥の歌》
エンチャント呪文か、インスタント呪文か、ソーサリー呪文を打ち消す。
打ち消された呪文のコントローラーは、青の2/2飛行の鳥トークンを得る。
 
《断れない提案》
クリーチャーでない呪文を打ち消す。
打ち消された呪文のコントローラーは、宝物トークンを2つ得る。
 
《呪文貫き》
クリーチャーでない呪文を、無色2マナ支払わない限り、打ち消す。
 
《一枚岩の防衛》
クリーチャーでない呪文を、無色1マナ支払わない限り、打ち消す。
パーティー(ウィザード、クレリック、ならず者、戦士)を構成するクリーチャーをコントロールしている場合は、1体につき無色1マナ、支払いコストを増やすことができる。
 
《頑固な否認》
クリーチャーでない呪文を、無色1マナ支払わない限り、打ち消す。
獰猛(あなたがパワー4以上のクリーチャーをコントロールしている状態)を達成している場合は、そのまま打ち消す。
 
《大梟の小夜曲》
アーティファクト呪文か、クリーチャー呪文か、プレインズウォーカー呪文を打ち消す。
打ち消された呪文のコントローラーは、青の2/2飛行の鳥トークンを得る。
 
《青霊破》
赤の呪文を打ち消す。
 
《水流破》
赤の呪文を打ち消す。
 
《儀礼的拒否》
無色の呪文を打ち消す。
 
《記憶への放逐》
無色の呪文か、誘発型能力を打ち消す。
複製(1)(追加コストとし、無色1マナを支払ってもよい。払った回数だけこの呪文をコピーする)付き。
 
《精神的つまづき》
1マナの呪文を打ち消す。(打ち消せるのは、1マナの呪文だけ)
ファイレクシアマナ。
 
(※)モダンとレガシーで禁止カード、ヴィンテージで制限カード。
2024年12月現在。
 
《軽微なつまづき》
1マナ以下の呪文を打ち消す。(1マナと0マナの呪文を打ち消す)
 
《呪文嵌め》
2マナの呪文を打ち消す。

《アーティの計略》
キッカーされた呪文を打ち消す。
 
《拒否》
唱えるためにマナが支払われていない呪文を打ち消す。
 
《介入》
クリーチャーを対象とする呪文を打ち消す。
 
《取り繕い》
あなたがコントロールする、パーマネントを対象とする呪文を打ち消す。
 
《知恵比べ》
プレイヤーを対象とする呪文を打ち消す。
 
《洗い落とし》
手札以外から唱えられた呪文を打ち消す。
 
《もみ消し》
起動型能力か、誘発型能力を打ち消す。
 
《魔力の乱れ》
無色1マナを支払わない限り、打ち消す。
  
 

調べてみたら、思いのほか沼だった!

勉強不足を痛感させられた。
いたたたたた…。
今まで俺は、青1マナのカウンターといえば、魔力の乱れか、呪文貫きか、もみ消しくらいだろう…と思っていた。
青1マナのカウンターなんて、そんなものだろうと軽視していた感があった。
 
しかし調べてみると、思いのほかに候補となるカードが多いのだ。
 
 
《厳しい説教》は、パワーかタフネスが2以下のクリーチャー呪文を打ち消すカウンタースペルだ。
恥ずかしい話、今日ここでリサーチするまで、俺はこのカードの存在を知らなかったよ。
灯台下暗し。
すごいなあ、こんなに便利なカウンターが出ていたんだなぁ。
 

 
このカードいいね!
パワーかタフネスが2以下のクリーチャーといったら、序盤で出てくるほとんどのクリーチャーに対応することができる。
調べてみると、歩行バリスタのような+1+1カウンターが沢山乗って出てくるクリーチャーも、打ち消すことができるらしい。
元のP/Tの方を参照にするからだね。
ということはタルモゴイフやネザーゴイフのような、○○ゴイフ系クリーチャーにも有効ってことじゃないか? …と思ったんだけど。
どうやら墓地にカードが落ちてバンプしているゴイフ系のクリーチャーは、+1+1カウンターが乗って場に出るクリーチャーのようには、打ち消すことができないらしい。(P/Tが2/3以下であれば、打ち消すことができる)
うーん惜しい!
タルモゴイフやネザーゴイフを、確定で打ち消せていたら評価も違っていただろうに!
 
 
気になるのは《撹乱》だ。
このカードは、なんとキャントリップ(1枚ドロー)の追加効果がついている。
1マナでカウンターして、1ドローができるのだ。
そんなことしても、いいのだろうか?
 

 
もし1ターン目の攻防で相手の呪文を打ち消しつつ、1ドローまで決められたら…アドバンテージで大きな差をつけられるではないか! …と思うのだが、俺はオメデタイ頭の持ち主だろうか?
このカウンターは、とても面白い。
可能性を感じるぞ。
 
しかし気になる点のあるカードでもある。
「インスタント呪文かソーサリー呪文を対象に、1マナを支払えなければ打ち消す」という効果は、効果範囲がやや狭く、不確定だ。
インスタントかソーサリーしか打ち消せない上に、不確定なカウンター…ともなれば、採用を見送りたくもなる気持ちも湧いてくる。
 
だがしかし。
だがしかしだよ。
対戦相手の初手で、インスタントやソーサリーが飛んでくる確率は、けっこう高いのである。
相手の使ってくる《思考囲い》や《脅迫》、《渦巻く知識》や《暗黒の儀式》、それから教示者系のサーチカードなどを打ち消しつつ1ドローをするという戦略がとれるので、やはりどうしても一考したいのだ。
 
 
《軽微なつまづき》と《呪文嵌め》も、強いね。
軽微なつまづきは、0マナと1マナの呪文を打ち消し、
呪文嵌めは、2マナの呪文を打ち消す。
 

 

 
0マナと1マナを打ち消す軽微なつまづきの方が、使いやすいように思えるけれど。
対戦相手に先行をとられている場合は、対戦相手の2マナ呪文をたった1マナで打ち消すことができる呪文嵌めは、大変に頼りになる。
 
また、呪文嵌めが機能する機会は多く、ゲーム序盤を過ぎた後でも引き続き、トーラックの賛歌や石鍛冶の神秘家や超能力蛙などに代表されるような、危険な呪文に対して睨みをきかせてくれる。
うーん。
多くのプレイヤーが2マナの対抗呪文よりも、1マナから使える軽量カウンターの方を優先している理由がよく分かる。
土地が1枚あれば、脅威から予防ができるのだ。
 
 
そして《もみ消し》である。
ファイレクシアンドレッドノートや、パララクスの波との、もみ消しコンボでも知られるカウンターカードだ。
活躍のメインはフェッチランドの起動能力を打ち消すことだと個人的には思っているけど、エルドラージの誘発能力を打ち消したり、ウルザの物語の誘発能力を打ち消したりと、色々と悪用(悪用いうな)ができる。
 

 
相手のフェッチランドの起動を、もみ消した時のアドバンテージは計り知れないほど大きい。
不毛の大地から、自分の土地を守れるのもデカい。
やはりここらへんが、トップオブ1マナカウンターか?
多色デッキが時代の中心にあり、フェッチランドが横行する限り、もみ消しの存在感と使用頻度が下がることはきっとないだろうなー。
 
  

まとめ

語りだすと、いくらでも長くなっちゃうので、ここまでにしよう。
いやーーーーー1マナのカウンターって、こんなに出てたんだねー(;´・ω・)
ダメだね、知った気になって勉強することをサボってちゃ。
知らない間に、たくさんの有効的なカードが出ていたよ。
 
 
今回1マナのカウンターをリサーチしてみて、個人的に気になったのは撹乱だ。
「インスタント呪文かソーサリー呪文を対象に、1マナを支払えなければ打ち消す。カードを一枚引く」
 
このカードは、一見すると強そうだ。
だけど、たしかに効果の範囲が狭い。
だけど狭すぎるという訳でもない。
このカードテキストを、許容の範囲内だと感じるか感じないかは、思いっきり判断が分かれるだろう。
気になるのは、カウンターをしつつカードを1枚引くという効果だ。
果たして、このカードを投入したら、俺のデッキはどんな動きをしてくれるだろうか?
好奇心が湧く。
 
撹乱は癖のあるカードで、主な使いどころは1~2ターン目に飛んでくるインスタントとソーサリーに対するアプローチ、という感じになると思う。
だけど自分のデッキに十分なクリーチャー対策がしてあるなら、1マナのカウンターは撹乱を採用してもいいんじゃない? と思うんだ。
手札に余ったら、ピッチスペルの餌にしてもいいしさ。
そもそも撹乱を唱えれば1ドローができるので、ドロー効果のみを期待して唱えることだって、ありだと思うんだ。
 
自前の青デッキの1マナカウンターを、ちょっと入れ換えてみようかな?
そんなことを考える午後である。
だとすると、長い間カードを固定して使っていたから、久々の入れ替えになるぞ。
うん、なんだかちょっと、ワクワクしてきたぞ。
久しぶりにデッキをいじる時って、ワクワクするよね。
 
 
あ、今回は青の1マナカウンターをピックアップしたけれど。
青のピッチスペルのカウンターは、こっちにピックアップしてあるよ。
 

 
👆 よかったら、参考にしてね。
 
 

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